甲野善紀先生と光岡英稔先生による日本剣術、国井道之伝剣術の身体観、勁道を紐解いて行く会〜鹿島神流十八代を名乗られた国井道之師範が伝えられた-合戦組太刀編

2023年から始まりました甲野善紀先生と光岡英稔先生による「国井善弥剣術コラボ講習会」


お待たせいたしました!前回の関西からほぼ一年あまりぶりの開催となります。


昭和の日本武道界で、その実力から「今武蔵」とまでうたわれた、「鹿島神流十八代」を名乗られた国井善弥師範の剣術を、甲野先生、光岡先生にご指導いただける貴重な機会です。


剣術はあまり知らない・・・という方も、長く稽古されている方も、きっと見える風景が変わる講座です。

お見逃しなく!

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【服装について】

特に規定は有りませんが、動きやすい格好にてご参加ください。

ジャージ、道着、緩めのスポーツ・ウェアなど。

【武具について】

今回の企画では、下記にあるいづれかの武具持参をお願いします。

①木刀(武道具店で購入できる標準のもの。怪我防止のため鍔付き必須。鍔とゴム製鍔止めで200円前後です。)

準備出来る方は↓

② 鹿島神流の木剣

③鹿島神流又は新陰流の袋竹刀

今回は鹿島神流の最初の型、基本太刀五本と実戦組太刀、合戦組太刀をご紹介下さいます。

基本太刀の稽古には木刀が、実戦太刀、合戦太刀には袋竹刀で稽古されるのが最適です。

鹿島神流の武具はとても高額なので、奨励であり、必須ではありません。

一般の木刀でも鍔をつけて注意していれば稽古可能です。

それぞれのご事情にあわせてご用意ください。


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甲野先生よりメッセージ


鹿島神流十八代師範を名乗られた国井道之(本名、善弥)師範が世に出された剣術に、私が初めて触れたのは、私がまだ合気道を稽古していた1975年(昭和50年)の初夏の頃でした。


以前から噂には聞いておりましたし、学びたいものだと思っていましたが、なかなかその機会がありませんでしたが、この年、その願いが叶って学び始めることが出来ました。


そして、憧れが強かっただけに、一時は徹夜で木刀を振り続けるほど熱中しましたが、この稽古によって合気道が上達した実感もなく、この剣術の稽古で行なう組太刀でも、打太刀が全力で打ち込んでいくと、仕太刀はどうもやりにくいようでしたので、自分が打太刀にまわった時は、自然に仕太刀が技をやりやすいように、あまり強く打ち込まないようにしていました。また、組太刀の中で、仕太刀の変化が見えて、それを防ぐことをしたくなっても、そのような事はしませんでした。


そして、合気道をやめ、新しく武術稽古研究会を立ち上げてから、当初はこの剣術の稽古をしていましたが、新陰流の前田英樹・立教大学教授や、振武舘の黒田鉄山師範等と親しく交流していくうち、私が学んだ剣術ではとても間に合わない感じがしてきましたので、この剣術の稽古は殆ど行なわなくなりました。


そして、その後、韓競辰老師のアドバイスで刀の持ち方を両手を寄せた形にしてからは、もう殆どこの鹿島神流を名乗られた国井道之伝の剣術とは異なる、私なりの剣術を模索するようになって月日は過ぎてゆきました。


それが、3年と少し前、光岡英稔師範から、私がもう稽古を止めてしまった、この国井道之伝の剣術をあらためて検討し直すというコラボ講習会のお誘いをいただきました。このお話を伺った当初は「ありがたいことだ」とは思いましたが当惑しました。何しろ私がすでに稽古をしなくなった剣術でしたから。


そして、コラボ講習会を行なう上で何よりも懸念された事は、私が刀を持つ際の持ち方でした。私はもう2008年以来、両手を寄せた持ち方で、刀を持っていましたから、国井道之伝の剣術の両手を離した持ち方とは全く違う形に変化していたからです。「さて、どうしたものか…」という思いを2週間ぐらい抱えていたように思います。


そして、2022年の11月6日、私にも劇的な変化が訪れました。それは、私にとって畏友であると同時に師ともいえる整体協会・身体教育研究所の野口裕之先生の許に伺った時、お話ししていて、突然野口裕之先生から「刀は両手で持つようですが、あれは片手で持った方がいいんじゃないですか」という、それまで一度も伺った事のないお考えを聞かせていただいたからです。いま考えても、この時期、このようなお話を伺った事は本当に不思議というしかありません。


野口裕之先生によれば、父である野口晴哉先生の整体操法の中の非常に特殊な技術の一つに、腹部に対する技で、両手を腹部に触れて行なうものがあるそうですが、その時、片手はただ触れているだけで、一切その手を働かせないことが、その技を行なう上で重要だということが判ったので「刀の持ち方も両手で柄を持ってはいても、片方はただ触れているだけにした方が良いのではないでしょうか」という指摘だったのです。


「目から鱗が落ちる」という表現がありますが、私が武術の研究を続けてきた中で、この時ほど今まで思ってもみなかった考えに接し、目から鱗がそれこそ何枚も重なって落ちたような経験は記憶にある限り、他にありません。


片手は、ただ柄に触れているだけなら、刀を持つ時、柄に両手を寄せて持つ持ち方から、両手の間を離した持ち方に変えても大丈夫だと実感しました。この思いもかけない野口裕之先生からのアドバイスにより、私は光岡英稔師範からのコラボ講習会のお誘いを受ける決心をしました。


そして、2023年の2月から始まったコラボ講習会は、私の想像を遥かに超える気付きと変化を私にもたらしました。2年が過ぎた2025年の春頃から、私の武術は今までにない変わり方をし始めました。


その中でも一番大きな収穫は、長年私の中の課題として抱えていました、突きや蹴りが専門な武術の相手と手を合わせた時、「こちらも怪我をせず、相手にも怪我をさせずにその場を納める」ということへの具体的回答が得られてきたということです。


それはどういうことかと言うと、突きや蹴りが専門な相手が、本気で技を仕掛けてきた時、この剣術の組太刀の一つである「下段籠手止」などの動きを、素手の状態どあっても行うことで、一瞬相手がこちらの動きを見失い、攻防が出来ない状態になる瞬間があり、その時に体当たりをすることで、相手を後ろに崩すことが可能になってきたということです。


そして、昨年の夏以降、実際にそうした突きや蹴りなどを行う競技にも参加し、それなりの評価を得ている方にも体験していただいて、この気づきが確かに有効であることを実感することができました。


ですので、今年はあらためて、そうした武術・武道や格闘技の専門家と手を合わせ、検討研究してみようと思っております。とにかくこの国井道之伝の剣術は、40年ほど前は全く想像することすらできなかった、非常に有効な「武術としての働き」が内蔵されている宝蔵であり、これを学ぶことで様々な可能性が開けるということを確信することができました。とにかく、現代剣道などの目から見れば一見奇妙とも思われる動きは、全て必然によって成り立っており、本当によく出来た体系だと思います。


このことが深く理解されてきた過程で、両手を離した刀の持ち方も、これは、この剣術の大原則である「ソの字立ち」という、前足の爪先を外に開いた前重心の立ち方を行う時、どうしてもそうならざるを得ない必然性があることが判ってきました。


ですから、今はこのコラボ講習会の企画を立て、私を誘っていただいた光岡英稔師範には、本当に感謝しております。


このような可能性を秘めた国井道之伝の剣術のコラボ講習会に御縁を感じられ、御関心を持たれた方のご参加をお待ちしております。



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光岡先生よりメッセージ


この度、2026年2月28日(土)は久々に東京にて「甲野善紀先生と光岡英稔先生による日本剣術、国井道之伝剣術の身体観、勁道を紐解いて行く会〜鹿島神流十八代を名乗られた国井道之師範が伝えられた-合戦組太刀編」を開催することになりました。

この「甲野善紀先生と光岡英稔先生による日本剣術、国井道之伝剣術の身体観、勁道を紐解いて行く会」は毎回毎回と「国井道之(国井善弥)と言う武術家への理解」「日本剣術に潜む身体観への理解」が更新されて行くような会で、これは光岡英稔と甲野善紀のコラボでなければ実現できなかった企画でもあります。

今回は「国井道之伝剣術の重力と引力の捉え方」などに私は触れて行こうかと考えております。

この、武学で紹介される重力と引力の相違性と相似性などは武術全般の重力と引力の捉え方にも通じることで、この地球上で住んでいる以上は人間だれとて例外がないところがあるのが、この「武学における重力と引力の捉え方の稽古研究」であり、そこを更に体系的に分かりやすくしてくれるのがこの甲野善紀伝→国井道之伝剣術でもあります。


この度は国井道之伝剣術を通じて重力に働く「重心」と引力に働く「引心」を私たちの身体がどう捉え、どう感じ、どう経験しているのかなどに基本太刀、実戦組太刀、また今回が初公開の合戦組太刀を通じて私の方では触れて行きます


国井先生の独特の重力と引力の経験のされ方が国井道之が残した形の稽古の中には内包されているが、その当たり前に多くは気付けない故に生じる流派や体系の形骸化した形だけが残る武の問題なども存在する。そこを紐解くべく勁道(勁導)学習、古典的身体観の獲得の仕方、形の内実を捉えて行く技法などを通じて、この日は稽古に取り組んで行きます。

とにかく、ここに参加された皆様が国井道之伝剣術、武術、武道、武学を引き続きどう稽古されて行かれるからを大きく変わる一日になるかと思います。


皆様の参加、お待ちしております。


国際武学研究会

代表 光岡 英稔



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【日程】

2025年2月28日(土曜)


12:30 開場、受付開始

13:00 開始

13:00〜15:30

基本太刀五本

実戦組太刀

合戦組太刀

15:45〜17:45

光岡先生による国井道之伝剣術の勁道を経験する稽古、稽古学習

18:00〜20:30

基本太刀五本

実戦組太刀

合戦組太刀

の見直し稽古と復習稽古

20:45 終わり


【参加費】

1日通しクラスとなります。

1日30,000円

※事前振込(お申込み下さった方に振込先をお知らせします)

参加費のお振込みの確認をもって、お申込み手続き完了とさせていただきます。


◆振込期日

2月7日(土)まで

キャンセルの方のことも考慮して、

2月7日(土)を過ぎた場合には、

35,000円いただきます。ご了承ください。


キャンセルについて

2月18日(水曜日)までキャンセル料は掛かりません。

2月16日(木曜日)以降 キャンセル料(参加費100%)かかります

但し、返金の際には、振込手数料と返金手数料1,000円を差し引かせて頂きます。

2月16日(水曜日)以降に申込みをキャンセルされた場合には、特別な理由がない限りはキャンセル料(参加費全額)が発生し返金不可となります。

もし何らかの急な事情、特別な理由で直前に参加できなくなりキャンセルされた方でキャンセル料免除を希望される場合には直接キャンセルの理由を光岡先生までご相談の上、お申し出ください。


申し込みフォームはこちら↓


https://ssl.form-mailer.jp/fms/abd7b3ed874817


定員20名


本コラボ講座に関するご質問やお問い合わせは以下のメールアドレスまでお願い致します

(※お申し込みから数日経っても受付の連絡がない場合も下記のアドレスまでご連絡をお願い致します)

櫻井亮輔

noubugojo@gmail.com


【会場】


銀座線、都営浅草線、東武鉄道浅草線の浅草駅から徒歩10分未満の会場となります。具体的な住所はお申込みの確認が取れた方からお知らせいたします


各自の体力に合わせて間で水分補給したり休んだりしながらご参加ください。

互いを痛めつけるような乱暴な稽古や荒っぽい稽古は行いません。

稽古の合間での質疑質問も自由に先生方にしていただいて大丈夫です。

※道着をお持ちでなくても体操服/ジャージなどでも参加いただけます。道着をお持ちの方は道着を着て稽古いただけます。

※録画、録音、写真撮影などはお断りしてます。ただし、稽古後、休憩時の先生方と記念撮影などは大丈夫です。先生方にお声がけください。