<活動予定 大阪>


===== 大阪での特別企画 =====

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《甲野善紀先生と光岡英稔先生による国井善弥と日本剣術の身体観を紐解く会》

日時:9月21日(土) 
 第1部 11:30〜14:30(3h)
 第2部 15:00~17:30(2.5h)
 ※ 1部と2部の間は、食事や休息時間として休憩30分とります

 第3部 18:45~20:15(2.5h)
     第1部と第2部の復習稽古

21時  退館 

参加費:30000円(1日通しクラスです)
    ※ 事前振込(お申込み下さった方に振込先をお知らせします)
      参加費のお振込みをもって申込み手続き完了とさせて頂きます

会場:大阪市内の施設(詳細はお申込み頂いた方にお知らせいたします)

定員:20名限定

持物:
今回の企画では、下記にあるいづれかの武具持参をお願いします。
初めての方は①の通常の木刀のみで大丈夫です!
ただ通常の木刀でのご参加される場合には、今回は鍔迫り合いの型があるとのことで鍔つき必須でお願いします。

①木刀(武道具屋さんやネットで4,000円前後で購入できる普通の木刀です。)
※ただ普通の木刀の場合には、鍔がないとそのまま相手の木刀が指を直撃し打撲する危険もあります。(怪我防止のため鍔付き必須。鍔と鍔止めで200円前後です。)

準備出来る方は↓
②鹿島神流の木剣(基本太刀で使用)
③鹿島神流の袋竹刀(実戦組太刀で使用)

今回は鹿島神流の最初の型、基本太刀五本と実戦組太刀をご紹介下さいます。
基本太刀の稽古には木刀が、実戦組太刀には袋竹刀でお稽古されるのが最適です。
鹿島神流用の武具は高額なので、必須ではありません。
一般の木刀でお稽古される場合には、実戦組太刀には鍔迫り合いとなる型があるので、鍔付きが必須となります。

それぞれのご事情にあわせてご用意ください。

申込:講習会のお申し込みは カメカメ企画お申し込みフォーム からお願いします

【キャンセルについて】
9月6日(金)まで キャンセル料は掛かりません。
9月7日(土)以降  キャンセル料(参加費100%)かかります
但し、返金の際には、振込手数料と返金手数料1,000円を差し引かせて頂きます。
9月7日(土)以降に申込みをキャンセルされた場合には、特別な理由がない限りはキャンセル料(参加費全額)が発生し返金不可となります。
もし何らかの急な事情、特別な理由で直前に参加できなくなりキャンセルされた方でキャンセル料免除を希望される場合には直接キャンセルの理由を光岡先生までご相談の上、お申し出ください。

【先生からのメッセージ】

(甲野善紀先生より)

昨年の二月から光岡英稔師範からのお声がけで始まった国井道之(本名善弥)鹿島神流十八代師範の剣術を見直すという検討研究講習会も数を重ねてまいりました。
この間、私自身の武術に多大な影響がありました。例えば、最近では「相心」と呼ばれている組太刀に用いる「下八相」の構えからの発剣に、いままでにないような気付きがあったばかりです。

今後、私の剣術は、この国井道之(善弥)伝の剣術の影響を受けつつ、この「鹿島神流」と呼ばれた剣術とは異なるものへと変化していくことでしょう。
ただ、それだけに、その母体となった国井道之伝の剣術をあらためて確認し、学び直すことは、私自身にとっても大切なことだと感じています。

今回はすでに何度もこの剣術の講習会に参加される方は「実戦」と呼ばれる組太刀を、そして初めての方は「基本太刀」と呼ばれる、この剣術の基盤となる刀の使い方を学んでいただきたいと思います。
そして、そうした技を実演指導することで私自身もあらためて学び直し、今まで気付かなかったことを自覚したいと願っております。

(光岡英稔先生より)

この度の兵法・武学研究会SP講習稽古会では甲野善紀先生と光岡英稔で二人で改めて国井善弥が伝えた剣術の形を見直していきます。

今までの会では「基本五本の太刀」「裏太刀十本」「相心の太刀」を稽古して行きましたが、今回は国井善弥が伝えた剣術の「基本太刀五本」と「実戦組太刀十本」を稽古して行きます。

参加者の皆には、その国井善弥が遺した形の手順や要点などを教伝指導して行きながら習得していただき、そこから日本剣術の要となる身体観を紐解いて行く稽古会となります。

一部では甲野善紀先生が剣術を始められた頃に習われた国井善弥流剣術の形の基礎の基礎から入り、また今回は国井善弥が遺した実戦組太刀の形を紹介いただきます。

参加者の皆で基本五本太刀と実戦組太刀の形を習い、稽古しながら、この日に取り組む一通りの形を各自のレベルに合わせて覚えて行き、稽古して行きます。

二部では、一部で行った形(基本形五本と実戦組太刀十本)を見直しながら、光岡英稔から観た形の意味、形に内包されている勁道(勁導)、身体観などを紐解いて行きながら、それを参加者に習得できる形で提示し、また形に取り組んで見るなどの流れに移って行きます。

三部では、一部〜二部の見解を踏まえながら、国井善弥の日本剣術から、如何にして甲野善紀の剣術へと進化したか!?その進化の過程を甲野先生と共に振り返りながら、国井善弥流剣術/武術の真相へと踏み込んで行きます。

また、最後の纏めでは、光岡英稔と甲野善紀で近代日本武術史/武道史に多大な影響を与えた「国井善弥の剣術とその身体観」を、その形から振り返りながら「国井善弥、鹿島神流の身体、身体観と、そこに潜在する勁道(勁導)の意味」を紐解きながら“日本剣術の全貌”にも迫って行きます。

そこに立ち上がって来る日本剣術の身体観、勁導(勁道)を紐解きながら、日本武術史/剣術史における歴史的瞬間を参加者の皆に目の当たりにしていただきたいと思います。お楽しみに!!

国際武学研究会 代表 光岡英稔