===== 東京の予定 =====
光岡英稔BUGAKUスピンオフ- 課外授業
「異なる身体観による言葉、声の変化を体感する会」第8弾
2025年1月10日(金)
時間:12:00-18:30(19時より懇親会)
会場:江戸川区内の施設(お申込み時お知らせいたします)
11:45 受付開始
12:00 講座開始
18:00 講座終了
18:30 質疑応答終了
19:00 懇親会(希望者のみ)
お申し込み:フォーム
お問い合わせ:g.sakurai.office@gmail.com(櫻井)
・初心者歓迎
・武術/武道、武学の経験は必要なし
・声楽、音楽の経験は必要なし
・練習道具などは必要ありません
・道着、ユニフォームなどは必要ありません、
動きやすい服はお持ちください
・講座内容メモを取りたい方は筆記用具をお持ちください
・実技はゆっくり座ったり、立ったり、横になったり、
動いたりします
ー 講師からのメッセージ ー
前回の「BUGAKUスピンオフ課外授業 〜 異なる身体観による発声の変化を体感する会」は、未だかつてない内容へと踏み込んで行きました。
今回も引き続き「人間にとっての自然とは何なのか?」を様々な観点から考察し、一人一人の「自分は何に自然を感じ、何に不自然を感じるのか?」と「その自然か否かの判断を、何処でどのようにしてるのか?」などに踏み込んで行きながら具体的な内容へと進んで行けたらと考えてます。
私たち一人一人が感じてる自然は私たち人間の考える普遍的な自然とは如何に合間み入れないかを知って行きながら、その私たちが自然を口にする時に用いる母語ですら後天的に色メガネやフィルターの一種であり、その母語を通じて世界を感じたり、見たり、聞いたり、変遷したりしている訳だが、その母語が自然に出てしまったり、聞き取れてしまったりするよう個・個人においては極めて自然に感じることである。ただ、この母語に慣れて習得し自然と喋れるようなって行くことは、その母語と言う色メガネやフィルターを通じて世界や自分を知って行くことになります。
なら、何らかの色メガネやフィルターは普遍的な自然になり得るのかと言うと、それは難しいだろう。同時に自分は何らかの言語、言葉を用いることなく世界を知ることはできるだろうか?それは人間における喋り言葉、聞き言葉のレベルで、それを用いないで何かを知ることや、理解することは可能かと言うと、それは難しい。
しょうぶ学園なる養護施設に泊まったことがあるが、そこでは利用者の皆が一人一人、独自の言語体系を持っており、それに驚いたことを覚えている。つまり、俗に健常者と呼ばれる私たちは共通言語と言う共同幻想の中に住んでいることが、ハッキリとした。彼らは違った自分が感じている世界をそのまま言葉にしたり、表現したり、自分が聞こえるように聞いたりするために言葉を用いていたが、これこそが言葉の用い方、自分が経験している世界を知って行くための言葉、真の言葉の用い方ではないかと感激したことを覚えている。ただ、じゃあ彼らのように俗に障害者と呼ばれる私たちは色メガネやフィルターがないかと言うと、彼らは私たち以上に色メガネを色メガネとして、フィルターをフィルターとして認識できないだろう。これは、自身を省みる修行や稽古が必要であり、それが出来るよう試みる必要があります。
今回も光岡武学を通じて、これらのフィルターや色眼鏡を用いて、そのフィルターや色眼鏡の意味と、さらにはそのフィルターや色眼鏡の意味のなさなどに踏み込んで行けたらと考えてます。さあ、皆も一緒に稽古、修行をして行きましょう!!
講師 光岡 英稔
ー 世話人より ー
武術家光岡英稔先生による声と身体についてのワークショップです。
これまで光岡武学の基礎を通してどのように身体と声が変化していくかということを稽古していきました。
前回第7弾では「何かが自然かどうかをわたしはどう判断するのか」という問いから始まり、個における自然性、普遍的な自然性、無自覚に形成される偏見にどう向き合うのかというところから導観法(丁寧に身体を観る稽古)に入るといういまだかつてない流れでした。
後半はいろは歌と五十音という日本語のバイリンガル性から「しゃべり言葉、書き言葉と身体とのつながり」というテーマ、さらに「どこからどこに声を発するか」ということも加わり、大変盛りだくさんの内容でした。
次回はどういった内容になるかわかりませんが、ひとつだけ確かなのは、ここでしか学べないことが学べるということです。
声に関わるお仕事の方や愛好家の方にもご参加いただけます。
全く武術が初めてという方も問題ありません。簡単な型稽古をすることはありますが、手荒なことは全くございません。安心してお申し込みください。
世話人 櫻井元希